僕が見た風景

こんな景色を見ました・・・

終わらない絶景(玉の窪小屋から頂上へ)・・・木曽駒ヶ岳-3

息も絶えだけになりながら振り返ると、玉の窪小屋の青い屋根、木曽前岳、牙岩、麦草岳まで一望でき、その間に御嶽山という、贅沢な風景が広がります。

玉の窪カールの急登を登り、9合目に辿り着くと、中岳、宝剣岳、そして三の沢岳までの絶景が突然目に入ってきます。

この景色を見ると、もうここが頂上でいいかと毎度思います。

*実際にここで帰ったこともあります。(まあ、時間で切っていたということもありますが)

そして、玉の窪小屋から見ると木曽駒ヶ岳、最後の急登がまた絵になります。

絵になりますが、ここからさらに登ると思うだけで、心が折れそうになります。

この最後の急登は、情けないですが息も絶えだえ状態で少し登っては休み、ゆっくりとしか登れません。(体力のなさを痛感させられます)

疲れ切って足元を見ると、ヒメウスユキソウが癒してくれます。

が、数歩進むとすぐにヨレヨレ状態に戻ります。

今度は上を向くと・・・まだ先が見えません・・・・が、中央アルプスの稜線の向こうに空木岳も見えて来ました。

そして、木曽前岳と麦草岳の間の御嶽山の位置が、二つの山の上へ変わっています。

すでに足はパンパンで、息も絶えだけではありますが、それらの景色は、確実に高度が上がっていることを教えてくれます。

きっと後少し、少し歩いては振り返り、振り返るたびに、絶景が少しづつ下に見えるようになります。

頂上木曽小屋を過ぎると、後少しです。

頂上を見上げると、やっと人が小さく見えるようになります。

頂上の手前で息を整えながら振り返ると、中央アルプスの稜線が一望できました。

そして、木曽駒ヶ岳登頂です。

それと同時に、静かだった山は一気に人が増え、毎度お馴染みの頂上看板の記念撮影の行列ができ賑わっています。

この日は、この後テン場の確認と中岳に行こうと考えていましたが・・・続く

 

 

玉の窪カールの絶景とチングルマの綿毛・・・木曽駒ヶ岳-2

振り向くと、見事な紺碧の空の下に、穂高連邦と北アルプスがくっきりと見えていました。

7、8合目を過ぎると、木々の隙間から、コガラーサーキットで登った茶臼山や将棋の頭が見えて来て、辛かった記憶が蘇ります。

この日は見事な晴天で、雲一つありませんでした。(実際は遠くの山に雲がかかっていましたが・・・)

麦草岳の方を見ると、眩しい紺碧の青空と緑が目に入ります。

何度も振り返り絶景を楽しみます。

実際は休んで息を整えているのですが・・・・。

9合目まで、後一息と思い最後の登りの見ると、これ登るのか?

もちろん、何度も登っているので分かっていますが、毎度心が折れます。

登り始めると、チングルマの綿毛が群生していました。

チングルマの綿毛を、初めて見たのは、北海道の十勝岳でした。

その頃は、なんだこれ?と不思議に思い、強い印象が残っています。

チングルマの写真を撮りながら息を整え、一歩一歩9合目の玉の窪へ歩を進みます。

再度振り返ると、少しづつ登ってきた道を見下ろし、絶景に大きく深呼吸をし、涼やかな空気で肺を満たします。

左手を見ると、木曽前岳とトラバース道が見えます。

このトラバース道は、Yamapには掲載がなく、牙岩の方へ行くののだと思いますが、いつか確認したいと思います。

木曽駒へはそこそこの回数登っていると思いますが、天気のいい日を選んで登っているものの、晴天には恵まれないことがほとんどです。そんな理由で、もはや青空に感動をしています・・・笑

ともかく、9合目の絶景まで、まで後少しです。結構疲れてはいますが、楽しみでもあります・・・・続く

 

 

真夏日の木曽駒登山・・・木曽駒ヶ岳-1

7号目手前の展望岩からの御嶽山は、過去一の眺望でした。

下界では40℃を超える日々、涼を求めて木曽冷水公園へ行きました。

が、私にはキャンプの趣味はなく、しかもここは木曽駒の福島Bコースの登山口・・・と言うことで、予定外でしたが、木曽駒に登って来ました。

福島Bコースからの木曽駒ヶ岳は、距離=約13km、累積標高=1776m、標準タイム=11時間40分と、私としては厳しい山行となります。

とは言え、今年は6月末にコガラサーキットをやりましたので、一月前にも登っているのですが・・・・。

休憩を入れると13時間以上かかるのと、余裕があれば中岳やキャンプ場の確認も目的としました。と言うことで、早朝に家族を起こさないようこっそりと出発いたしました。

登り始めは樹林帯が長く、まさに修行かと感じますが、だからこそ登山者はそれほど多くなく、静かな美しい森の中を進んでいけます。(この樹林帯も結構な魅力かと)

そして、7号目手前の展望岩に登ると、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスを見ることできます。

この日は、過去一の眺望でした。

7号目の分岐を木曽駒ヶ岳方面へ向かうと、今までの登りの樹林帯から、横移動が増え、それと同時に高山植物も増えてきます。

7号目からは、麦草岳や牙岩から木曽前岳を経由して木曽駒ヶ岳へ行くこともできますが、破線ルートとなっていますが、麦草岳は、比較的マイナーな山のようですが、冬季登山も含め隠れた名峰と言われるようです。

黄色が鮮やかなシナノオトリギリソウ、白いカラマツソウ、紫色のタカネグンナイフウロウ、そして車百合が一輪だけ咲いていました。

このコースのメインのお花畑は、玉の窪小屋手前の急登と思いますが、それまでの登山道でも色とりどりの花が目を楽しませてくれます。・・・続く

 

 

天候不順の贈り物、お花畑と雷鳥・・・空木岳登山-5(完)

急斜面を降り始めると、すぐにお花畑が始まっていました。

下山となりますが、天候は相変わらずです。

少しだけガスが取れて来たような気もしますが、次のガスがすぐにやってきます。

避難小屋への下山は、最初砂地の急斜面でルートをミスったかと思いましたが、すぐに砂は石に変わり、お花畑になりました。

最初はチングルマの群生から始まり、ふと目を上げると、見覚えのある後ろ姿・・・・。

子連れのようです。しかし、こう見ると雷鳥の夏毛は見事な保護色のようです。

*望遠が60mmのレンズなので、トリミングしたため、画像悪ですみません。

これもガスの中頑張ったご褒美でしょうか?

ただ、60mmでは流石に厳しいのでレンズはなんとかしないと・・・・と思いながら、少しの間雷鳥の横を歩きました。

斜面にはところどころコバイケイソウの群生がありました。

やがてお花畑のお手本のような谷になりました。

お花畑を見ながら、避難小屋に行くのですが、このあたりから小雨が降って来ました。

避難小屋からは、すぐに樹林帯に入るため小雨でもほぼ濡れる事なく進むことができましたが、登りかえしがあり、精神的にガックリと来ます。(大した登りかえしではないんですが・・・・笑)

眺望はありませんでしたが、お花畑は終わらずに、途中コバイケイソウの大きな群生地がありました。

最後にニッコウキスゲを見ながら、空木平分岐に戻り、そこから心折られる長ーい下山をし、ギリギリ日のあるうちに駐車場に着くことができました。

今回は、初の空木となりますが、ガスの百名山のダイナミックな景色やお花畑を楽しみ、雷鳥にも会うことができ結果満足した山行でしたが、標準タイムオーバーで、健脚には程遠いかと思いました。しかし晴天の空木岳も見てみたいので、もう少し体力をつけて、いつかリベンジしたいと思いました。・・・完

 

 

空木岳頂上、湧き上がるガスが山を呑み込む・・・空木岳登山-4

振り向くとガスが左右から湧き上がり、目の前で駒峰ヒュッテを呑み込んでいきました。

頂上手前で休憩を取り、再び歩き出します。(一旦、体力回復を優先しました)

頂上はすぐそこではありますが、今の目標は、ただ前に進むこと・・・です。

時間の経過とともに、山がガスに呑み込まれていきます。

ガスは、稜線を乗り越えて反対側にも流れて出しています。横を見ると風景は真っ白になっています。

駒峰ヒュッテを超えると、頂上まで最後の登りになりますが、この最後の登りは砂地になっていて疲れ切った足がとられます。注意しながら、一歩づつ足を運びます。

途中何度か立ち止まり息を整えながら進み、真っ白な空木岳頂上に着きました。

景色は真っ白で何も見えませんでしたが、この先に中央アルプスの山々の稜線が連なっているはずです。

景色は少し残念ではありますが、とにかく頂上まで頑張れたのは、私にとって大きな前進であったように思います。頂上にいても何も見えないし、時間的な余裕もそれほどないので、早々に下山することにしました。

山あるあるですが、下山を始めると少しガスが減ったような・・・気がしてきます。

伊那方面は、少しガスが晴れてきて少し街が見えて来ているようでした。

下山は、避難小屋経由で帰ります・・・続く

 

 

刻々とガス湧く山頂前にて休憩・・・空木岳登山-3

ガスがどんどん湧いてきて、先ほどまであった青色が呑み込まれていきます。

空木平分岐に着いた頃、相当疲れを感じていましたが、とりえず体力と相談しながら、ゆっくりとできるところまで進むことにしました。

ここで樹林帯が終わり、登山道に花が増え始め、疲れ切った気持ちを少しだけ癒してくれます・・・一瞬ですが・・・。

目の前には、駒石とその向こうの空木岳の二つのピーク、残り標高300m、時間約1時間・・・天気はまだ青空が見えているので、そこそこの景色が期待できるのが救いです。

とにかく一歩一歩前進、駒石前までは、緩やかなので体力的には少し回復できますが、私の歩みに合わせえて、ガスも1秒ごとに上がってきて山頂を飲み込もうとしています。

元々それほど良くはなかった天候は、この後いよいよ真っ白になりそうですが、急げばまだ間に合うとは思うものの、今できるのは、ゆっくりと一歩一歩進むことだけでした。

駒石に着いた頃は、ほぼ真っ白で一部のみ少し青空がのぞいていました。

もちろん、駒石に登ろうかとちょっと思いましたが、登っても真っ白なのと、これ以上の疲労は避けて、体力は下山に取っておく事にしました。

本来であれば、駒石から駒峰ヒュッテまで短いですが、素晴らしい稜線歩きになると思いますが、周りの景色は何も見えませんでした。

ガスが尾根の半分を多い、足元はいつの間にか砂地が見えるようになります。

登りに差し掛かると、追加のガスが一緒に斜面を登ってきます。

景色は見えませんが、目の前の稜線がガスに呑み込まれて行く様は、高山の醍醐味の一つでもあり、ダイナミックな自然の営みを感じる至福の瞬間でもあると思います。

*もちろん、晴天を狙って登っていますが・・・笑

そして、いよいよ体力的にも厳しくなり、また景色も真っ白確定です。

山頂まで後少しですが、一旦休憩をすることに致しました・・・続く

 

 

修行は続くよいつまでも・・・空木岳登山-2

やっとの思いで今回の目的地「空木岳」を捉えるも、すでにヘロヘロです。

「健脚の登竜門へチャレンジ」いい響きですが、現実には修行のようで、永遠に続くかと思われる樹林帯を登ります。

空木岳への登山道は、ほぼ眺望がなく、時折木々の隙間から除く程度となりますが、時々花が癒してくれますが、ゆっくり撮影する余裕は今回ありません。

また、途中、「大地獄」「小地獄」の鎖場があります。

まあ、登りはまだ体力もあり気をつければ問題ありませんが、「疲れ切った帰りは大丈夫か?」と不安が自然に浮かび上がってきます。

そして、木々の隙間から見える風景は・・・・真っ白じゃない・・・・

いやいや、こんなに苦労して登るのに、真っ白はないだろ!(一応天気も確認して来てるのに)と、自然と愚痴が湧き上がってきます。

そして、「ヨナ沢の頭」2330m、あと500m上げれば・・・できれば、急登じゃなく緩やかに上がって欲しいと、無理な希望を抱きながら、修行は続きます。

ヨナ沢の頭を超えたあたりから、花が増えて来ましたが、サラサドウダンツツジも咲いていました。

7月中旬でも咲いているのに少し驚きました。標高の高い分遅咲きなのでしょうが、2000m超えの標高でも自生しているのも初めてみました。

登山道の脇の高山植物がだんだんと増えていきます。

そしてやっと空木平分岐 2540mへ到着しました。

そして、本日の目標地点の空木岳まで、まだ1時間ほどあり、標高300m以上あります。

いや、これは無理かも・・・

とも思いましたが、まだ諦める時間でもないし、行けるところまで行こうと思い、再び歩を進めることに致しました・・・・続く